「母乳出ないかも…」と思っていた私が、4か月で完母になった話

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「母乳って、出る人は最初から出るものなんだろうな。」

出産前の私は、そんなイメージを持っていました。

というのも、私の母は母乳があまり出なかったそうなんです。

だから私も、

「たぶん出ない体質なんだろうな」

「混合で育てられれば十分かな」

くらいにしか思っていませんでした。

実際、産後3か月頃まで毎日ミルクを足していました。

それでも私は、4か月で完母になりました。

今振り返ると、私の場合、その大きなきっかけになったのは

「赤ちゃんにたくさん吸ってもらったこと」

だったと思います。

出産は38週。妊娠高血圧腎症で緊急帝王切開

私は40歳で娘を出産しました。

妊娠高血圧腎症になり、38週で緊急帝王切開。

娘は2,294gの低体重児で、生まれた初日はICUで過ごしました。

「とにかく無事でいてくれれば、それでいい。」

当時はそんな気持ちでいっぱいでした。

翌日から母子同室になりましたが、おっぱいを飲ませようとしても、少し吸うとすぐに寝てしまいます。

体が小さかったこともあって、ほとんどミルクを足していました。

当時は母乳育児について何も知らなくて、寝不足でつらい日は助産師さんに預かってもらうこともありました。

今なら

「もっと吸ってもらえばよかったのかな」

と思います。

でも、まぁ眠い眠い。

退院してからも、眠さには勝てなかった(笑)

退院してからは、夜中のミルクを夫にお願いして、その間は寝ることもありました。

今思えば、母乳を増やしたいのであれば、

夜間も授乳したほうがよかったのかもしれません。

でも……

寝たいんですよね(笑)。

帝王切開の傷は痛いし、

寝不足は限界だし、

とにかく少しでも寝たかった。

当時の私は、母乳を増やすことよりも

「今はとにかく寝たい!」

という気持ちのほうが強かったんだと思います。

「1日10回以上授乳してください」

1か月健診の頃も、ミルク多めの混合でした。

「できれば母乳を増やしたいんです。」

そう助産師外来で相談すると、

「1日10回以上授乳してください。」

と言われました。

正直、

「そんなに!?」

と思いました。

でも、母乳を増やしたいならやるしかない。

そう思って、とにかく授乳回数を増やし始めました。

母乳は、赤ちゃんに吸ってもらう刺激によって

「もっと母乳を作ろう」

と体が反応していきます。

特に、産後早い時期は母乳の分泌が確立していく大切な時期なので、

母乳を増やしたい場合は、赤ちゃんに産後早い時期からこまめに吸ってもらうことが重要だと、

後から知りました。

私は出産直後は、娘が小さくてすぐ寝てしまったことや、

自分自身も寝不足でつらかったこともあり、十分な回数を授乳できていませんでした。

もしあの頃に、

「最初の時期から、できる範囲で授乳回数を増やすことが母乳の分泌を整えることにつながる」

と知っていたら、もう少し違ったのかもしれません。

とはいえ、

産後すぐなんて、自分の体もボロボロだし、

とにかく眠い。

今振り返っても、

「もっと頑張ればよかった!」

とは思いません。

あのときは、あのときで精一杯でした。

すると、2か月頃には1日のミルク追加量が50〜100ml程度まで減りました。

「このまま母乳だけでいけるかも?」

そう思った時期もありました。

ところが、外出が増えた頃から、再び140〜240mlほどミルクを足す日も出てきました。

娘の成長で飲む量が増えたのか、それともミルクを足す機会が増えたことで母乳の量が減ってしまったのか……。

理由は分かりません。

どちらにしても、

「また母乳が足りなくなってきたのかな。」

と感じて、もう一度授乳回数を増やすことにしました。

この頃が精神的に1番キツイときでした。

というのも、娘はミルクが多めだと便秘になってしまうのです。

そして、添い乳の寝かしつけが楽だったので、母乳はどーしても続けたいと思ってしまっていたのです。

自分で自分を追い詰めていたなと今なら思います 笑

実家で言われた言葉がつらかった

里帰り中は、母乳を増やしたいという気持ちを家族に理解してもらえませんでした。

授乳しても泣いている娘を見て、

「お腹空いてかわいそう。」

「ミルクあげたら?」

と言われることが何度もありました。

悪気がないのは分かっていました。

でも、その頃の私は結構傷ついていました。

「お腹いっぱいに飲ませてあげられない状態を続けることが、果たしてこの子にとっていいのかな?」

そんなふうに思ったこともあります。

不安になって母乳外来へ相談すると、

「左右20分ずつ授乳してみましょう。」

と教えてもらいました。

そして、その頃、友達から教えてもらった言葉があります。

「母乳って、出なくなったと思っても、赤ちゃんに吸ってもらうことで、体が『もっと作らなきゃ』って反応するんだよ。」

その言葉を聞いて、目から鱗でした。

私はずっと、

「出ていないおっぱいを吸わせても、赤ちゃんがかわいそうなんじゃないか。」

「意味なんてあるのかな。」

そう思っていました。

でも、赤ちゃんに吸ってもらうこと自体に意味があるんだ。

そう思えたら、もう少し頑張ってみようという気持ちになれました。

「100mlくらいなら、おやつ程度だから」

3か月頃には、追加のミルクは100mlくらいまで減りました。

その頃、助産師さんから、

「100mlくらいなら、おやつ程度だから大丈夫。」

と言われました。

「100mlも足してしまった……」

と思っていた私にとって、この言葉は本当に救いでした。

「100mlも飲んでる……」

ではなく、

「100mlくらいならいいんだ。」

そう思えたことで、気持ちがずいぶん楽になりました。

母乳を増やしたいと思っていると、どうしても

「ミルクを足してしまった」

ということに罪悪感を持ってしまいます。

でも、当時の私にとっては、ミルクを足すことも娘を育てるために必要なことでした。

今振り返っても、あのときミルクを足していたことを後悔していません。

気づけば完母になっていました

その頃には、授乳回数は1日15回以上。

お腹が空いたら授乳。

泣いたら授乳。

眠そうなら授乳。

起きたら授乳(笑)。

「また授乳かぁ〜!」

ほぼ一日中おっぱいを出してる感覚。

そんな毎日でした。

今思うと、かなり大変でした。

でも、私の場合、その積み重ねで少しずつ母乳が増えていき、4か月頃にはミルクを足さなくても過ごせるようになりました。

気づいたら、完母になっていたんです。

「え、完母になってる……?」

という感じでした(笑)。

あの頃の私に伝えたいこと

もし、出産したばかりの私に会えるなら、一番伝えたいことがあります。

「母乳を増やしたいなら、赤ちゃんにたくさん吸ってもらうことが大切みたいだよ。」

そう伝えたいです。

私は結果的に4か月で完母になりましたが、その道のりは長く、

何度も

「やっぱり母乳は出ないのかな」

と悩みました。

今振り返ると、もっと早い時期から

「母乳を増やすには、赤ちゃんに吸ってもらうことが大切」

ということを知っていたら、少し違ったかもしれません。

私の場合は、授乳回数を増やしていくことで、少しずつミルクを減らしていくことができました。

もちろん、今だからそう思えるだけで、

あの頃の私は睡眠も欲しかったし、出かければミルクに頼ることもありました。

育児って、頭では分かっていても、そのとおりにはなかなかできないんですよね。

だから、あの頃の自分を責める気持ちはありません。

完母じゃなくても大丈夫

そして、もう一つ。

完母じゃなくても大丈夫。

ミルクで育っても、赤ちゃんはちゃんと元気に育ちます。

私はたまたま4か月で完母になりましたが、それが「正解」だったとは思っていません。

母乳でも、混合でも、ミルクでも、その家庭に合った方法で赤ちゃんを育てていけばいい。

今なら、そう思います。

離乳食が始まれば、母乳やミルクを飲む量は少しずつ変わっていきます。

だから、

「絶対に完母にしなきゃ」

と思い詰めなくても大丈夫。

私自身、母乳が足りないのかもしれないと悩んだり、ミルクを足したことを気にしたり、何度も迷いました。

それでも、振り返ってみれば、あの頃の授乳もミルクも、全部娘を育ててきた大切な時間です。

この体験が、今「母乳が足りないのかな」と悩んでいる誰かの気持ちを、少しでも軽くできたらうれしいです。

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